12月中旬に新築戸建て完成予定の札幌市中央区のK様より
3.6mの特注ダイニングテーブルと特注ローテーブルをご注文戴いておりました。

今日は既に依頼していた旭川の材木屋さんに材料の確認のためお邪魔させて戴きました。
まずは倉庫の入り口に巨大な一枚板が出迎えてくれます。

国内有数の家具生産地であるここ旭川であっても
3.6m程の巨大ダイニングテーブルを製作可能な材料を持ち合わせている材木屋さんはほとんどありません。

5m前後の巨大な一枚板に期待が膨らみます♩

お邪魔させて戴きました倉庫の一つでは無数の材料が
自分達の出番を今か今かと待ち望んでいるように綺麗に積み重ねて並んでありました！

その材料の多さは圧巻でしたが、この倉庫の半分以上は既に行き先が決まり出荷待ちなのだそうです。

同じ厚みの材料が綺麗に並んでます。

割れを防止するために塗られた赤や青の色

静かにその時を待つ材料達

無数にある材料の中から厳しい条件を満たした材料とのご対面です。
今回は製品として 3.6m 、天板の厚みで 40mm前後でご依頼戴いております。
40mm前後の厚みの天板にするには材料を綺麗な面が出るまで表裏を剥かなければなりません。
そこで51mmの厚みの材料に絞り込みます。
また材料の両端には割れが入っている事は珍しくありません。
そのため最低でも4m程の長さの材料でなければなりませんでした。
大きな節や白太等を同時に考慮します。

割れはもちろんですが、節や白太等の特徴が大き過ぎるものを何枚か外しましたが
想像以上に素晴らしい材料に巡り会う事が出来ました！

とても素晴らしい材料を提供戴きました材木屋さんに感謝です♩

まずは2枚ほど両面を剥いて確認してみました。

綺麗な木肌とご対面出来まして大満足です♩

今年越冬する丸太達は先日の雪で真っ白に覆われてました。
彼らも時を経てどこかの誰かの元へ巡り合わせで旅立つのだろうと感じました。

正直、不安な気持ちを持ち合わせながら来ましたが
本当に素晴らしい材料に巡り会えましたので少しほっとしました。

皆様お陰様で安堵して札幌に帰る事が出来ます。

都内　有名アパレルショップ様
W900 D900 H750mm
白色鏡面仕上げ
2台

天板センターには 5mm のステンレスバーを埋め込み
2台並べた時に1本の直線に見えるようにとのご依頼を戴きました。

その後脚の内側2面をステンレス鏡面仕上げにする事
また、天板下部に 数ミリのステンレスバーを追加し
天板がステンレスに支えられているイメージとのご依頼でした。

東京都　O様　事務所用キャビネット　ウォールナット無垢材

本来、扉の後ろ側に隠れ表舞台には出てこない反り止めを
手掛けの取ってとしてシンプルな意匠となった SORIDOME キャビネットの特注製品です。

全く同じデザイン、サイズのキャビネットが2つ並んでますが
無垢材の扉のそれぞれの個性が感じられる製品に完成致しました。

荒々しく力強い手前のキャビネットはお兄さん
爽やかさが感じられ誰でも自然と溶け込めそうな奥のキャビネットは弟といった感じでしょうか？

本体　オイル仕上げ　オスモ
本体と脚はノックダウン式
レベル調整可能なように脚の裏はアジャスター仕様

埼玉県所沢市　M様よりご依頼戴きました 2m の黒色鏡面仕上げダイニングテーブル

『地方自治法施行60周年記念千円銀貨』をご存知でしょうか？
造幣局により平成20年に発売された北海道の銀貨を皮切りに平成28年までに47都道府県が出揃う予定だそうです。
ゆくゆくは現在2歳のお孫さんに譲りたいとコツコツ千円銀貨を収集しているN様より
インターセットで弊社に辿り着いて戴きましてご依頼戴きました。

お恥ずかしいのですがそれまで千円銀貨の事を詳しく知りませんでした。
今回のお話を戴いてからたまたま直ぐに千円銀貨のニュースを見かけ
自分の中のアンテナが立っていない事は目の前を通り過ぎて行くのだなと感じました。

サイズや引き出しが5段程欲しいとのご要望で意匠をお任せ戴きました。
お問い合わせ戴いて直ぐに旦那様が体調を崩され通院等のため
途中からは奥様とお打ち合わせをする事になりまして
当初は木目でお色もブラウンやあるいはウォールナットなどと定まっておりませんでしたが
奥様と打ち合わせする事になり、『ゆくゆくは私が使うかもしれないので色は白にするわ』と急遽鏡面仕上げのホワイトになりました。

様々な事に精通されている旦那様からは決して安いものではないけれど
（世の中に存在しない）1点物を特注製作して戴くのだからもう少し高いかと思っていたと
先日のお届け時にコーヒーを戴きながら色々なお話を聞かせて戴きました。

非常に奇麗な仕上がりにご依頼主の旦那様も奥様にもとてもとてもお喜び戴く事が出来
この色にして良かったね！とお二人ともご満足されてました。
またリビングの収納家具も30年程経つらしく、今度はこちらをお願いしたいわとおっしゃって戴き
様々な思い入れのある大切な物を保管するための今回の収納家具製作は大変喜ばしい結果となりました。

引き出しのスライドレールは奥に収納されているものまで容易に取り出せるように3段引きスライドレールにしております。

引き出しを手前に引き出し際に指をかける手掛けについては
全体の意匠を崩さずに尚且つ普段の使用の際には使い勝手の良い感触を大切にしております。

上部、側面部、背面部から見た時には木口面が見えない意匠にしてあり
全面から見た時でさえ非常にすっきりとした製品に仕上がりました。

誰もが逃げ出す困難に立ち向かい自分達の技術を磨き上げた
家具職人さんと塗装職人さんのおかげでこのような製品が完成しております。