どの世界でも
極限まで突き詰め極めた方やものが
その領域の祖となり
後進にその道を委ね全体として高みを目指す流れがありますが

『快適さ』『心地良さ』の領域で
井上 昇さんの腰の椅子は圧倒的に高みを極めてます。

井上さんの人生そのものが注がれている
優しさや心遣い、温かみ、包まれ感、安堵感。。。

その全てを体感され共感されて
ご自身の身長に応じた座面の高さを一緒に検証し
奥行きを - 2.5cm へ変更
ブラック塗装仕上げにてカスタム製作した孤高の造形美が鎮座してます

本来の黒い皮の座面を清らかなお色味の生地に張替致しましたスツールです。

私たちは全体であると同時に個でもありますが
生命の循環、トーラス、フラクタルな性質、神聖幾何学等の
理、宇宙そのものを感じられる建築内装を意識されていらっしゃり

その中で控えめながらも
その存在が主体、客体同士を上品に引き立て合ってます。

私たちが見ている世界は反転しているそうですので
自身の日々に現象として現れてくる出来事や生じる事象が
自分自身だとするならば

お届け完了後にお送りいただきましたお住まい環境を拝見させていただきまして
凛としているとても高尚で荘厳な世界の鏡写しだと感じました。

豊かさとは外側に追うと際限ないですが
内側に佇んでずっと待ちわびている

そんな愛おしいものかもしれません。